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TIDEPOOL OCEAN ACADEMY 「せかい」水曜日

「南極探検」と「地球玉づくり」

こんにちは!(╹◡╹)♡
「せかい」クラスの月いち講師、はらみづほです。

新学期が始まり、今月からまた新しい一年がスタートしました。
2021年度も、どうぞよろしくお願いいたします!ヽ(^o^)丿

年度末だった先月はクラス終了後にこのクラスを運営する大人たちで集まり、このクラスに関する2020年度の振り返りと、それを踏まえて2021年度をどう進めていくかについて語り合うひとときを持ちました。

このクラスをみんなのお母さん的まなざしでサポートしてくださっているメイさん、メンタルコーチとしての目線で子どもたちに寄り添ってくださる順子さん、そして、直接このクラスに参加することは少ないけれど、タイドプールを運営する立場であらためて想いを伝えてくださったチカコーチや今村コーチ…

このメンバーで、クラスの内容や、子どもたちに対しての想いや感じていることを伝え合い、共感や発見とともにワクワクするアイデアもたくさん生まれたので、2021年度の私の「せかい」クラスは、そこで出てきたアイデアを新しく盛り込んで進めていくことにしました。

その詳細はこのブログの最後にまとめてお伝えするとして、まずは子どもたちの写真とともに、その新プログラムの第一回目の様子をご覧いただきましょう。

最初は今回から取り入れたアイデアの一つ「日直さん」を担ってくれた、今月4年生になったKちゃんに、このクラスで昨年度からやってきた「日本式のごあいさつ」を、私に代わってリードしてもらうことに。

今回は新しい仲間もいたので、まずはKちゃんに「やり方」を説明してもらい、みんなで実践です。

このごあいさつの一連の動作、まなざし、言葉には、日本人特有の「心を鎮めて相手と自分の距離を保ちつつ向かい合い、お互いの安全、ゆとり、尊厳…を大切にしながら、誠実に対面しようとする心意氣」が凝縮されている…

お茶のお稽古を通してこのごあいさつを学んだ私はそう思っているので、毎回クラスの最初と最後にみんなでこのごあいさつをするたびに、「この動作を通してみんなの中に、真摯な品格に満ちた日本文化の心意氣が育まれますように…」と祈るような氣持ちになります。

Kちゃんはこのごあいさつのやり方をバッチリ覚えてくれていたので、みんなへの説明もバッチリ。

昨年度もこのクラスに参加してくれていた子たちは、このごあいさつの動作と雰囲氣に少しずつ慣れてきてくれた様子で、みんなの所作も回を重ねるたびに上達しているように感じられ、「きっと外国の人が見たら『WOW!』と感激するんじゃないかしら」と思うくらいバッチリでした。笑


ごあいさつの後は、新しい仲間もいるので、あらためて自己紹介タイム。

まずはカンタンに私の自己紹介をしたあと、みんなに「名前」と「好きなもの」を言ってもらいました。

みんなの「フルネーム」や「好きなもの・こと」をあらためて聴いてみると、すでに一年間一緒に過ごしてきたにもかかわらず、「そうか、この子の苗字は〇〇だったっけ」「ほほ~ぅ、〇〇が好きなんだ~!」…と再発見があり、一人一人の新世界をあらためて垣間見た氣分になりました。

ちなみに私は、「はらっぱで水を飲んでホッとする、はら・みづ・ほ…です。私は旅が大好きで、世界6大陸60か国を6年かけて旅し、南極の海で泳いだのが一生の自慢なので、今日は後で南極の写真をみんなで見ながら、みんなと南極を旅したいと思います」と自己紹介。笑

自己紹介タイムの後は、私が旅先で撮った写真を見ながら、私が旅した6大陸のうちの一つ、「南極大陸」とその周りの海をみんなで旅しました。




・南極の海を黒い8人乗りのゴムボートでクルーズした時に見たいろんな動物たちや、


・そのゴムボートで降り立った最初の南極大陸の場所には、ペンギンの国かと思うほどウジャウジャとペンギンがいたこと、

・そのペンギンたちは実に個性豊かで、おなかを凍った大地につけてうつぶせで寝ているペンギン集団がいたり、一人で風に向かって立ち、目を閉じて風を味わっている氣高いペンギンがいたり、じゃれ合って水たまりに落っことし合っているペンギンがいたり、自由にのびのび生きていたこと、


・南極大陸に到着するまでの間に「ドレーク海峡」と呼ばれる海が荒れ狂っているポイントがあり、そこにさしかかると震度8くらいの地震のように揺れ、立っていられずにみんなしゃがみこんで、その海峡にさしかかる前にメイドさんたちが船内のそこらじゅうに置いたエチケット袋をひっつかんでゲーゲー吐きながらも、「アーユーOK?」と知らない人同士で背中をさすり合う“予期せぬ国際交流シーン”があちこちで展開されていたこと、

・私はその後船酔いが治らずベッドに倒れこんでいたのだけれど、「南極の海で泳ぎたい人は水着に着替えてロビーに集まってください」という船内放送を聞いてフラフラと起き上がり、水着に着替えてロビーに行って、実際に泳いだこと、


・背中に綱がついた赤いライフジャケットを着て、心臓マヒを起こさないように恐る恐る海に入り、無我夢中で往復20メートルくらい泳いだ後は、船酔いが吹っ飛んで、魔法のように元氣モリモリになったこと、

・「南極の海は何万年も昔の空氣と水が凍った氷が溶けた水だから、元氣になったのかもしれない」と思ったこと、

・泳いだ後、それまでは英語がわからないせいか話しかけても答えてくれなかったロシア人のメイドさんたちが駆け寄ってきて、「ユー、ビューティフル!」と言いながら握手を求めてきたので、女だてらに泳いだ勇氣を讃えられた氣がしたこと(笑)、

・写真には写っていなくて残念だけれど、いろんな形の氷山たちが、光の当たり具合と固まり具合によって、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーン…と、巨大な宝石みたいに色とりどりに輝いていたので、息をのむほどビックリして、ウットリしたこと、


氷山は溶け続けていて、氷山のでっかいカケラが海に落ちる時に聞いた「ズッドーーーーーン!」という音は、全身の細胞がふるえるような響きで、今もその振動がおなかの底に残っている氣がするくらい、忘れられない響きだったこと……


写真や私の話から、南極の空氣や音、水の冷たさや風が伝わったのでしょうか…

子どもたちの真剣なまなざしや声からとても集中して聴いてくれているのが伝わってきて、みんなの心と南極が、一つになった氣がしました。



さーて、南極探検の次は手や体を動かして、今見た南極を含む、いろんな風景やいのちをのせて今日も回っている地球を、みんなでつくる時間です。



今回つくる地球の材料は、羊毛フェルト。

海や陸地の色のグラデーションができるだけきれいに再現できるように考え、各地の羊毛や自然素材の布を集めて加工販売している羊毛の専門店、山梨の「アナンダ」さんから、地球玉づくりにピッタリのカラフルな羊毛フェルト素材を取り寄せました。


私はあるイベントで「地球玉づくりワークショップ」に出合い、その時自分で作った地球玉ネクレスをとても氣に入っていて胸にかけていることが多いので、タイドプールの子ども達も見たことがあったかもしれません。

今日みんなでこれを作ることにしたのは、年度末のミーティングでスタッフのメイさんが、「いつもみづほ先生がしている地球のネクレスをみんなで作るのも楽しそう」と言ってくださったのがきっかけ。

このネクレスは、今後このクラスのメンバーである証になりそうです。笑


この写真でFちゃんが手にしている「地球色を配色したフワフワの羊毛フェルト」を、まずはそっとせっけん水に浸します。

(この「地球玉の素」は、うちにあったフェルト玉の周りにアナンダさんから取り寄せたいろんな色のフワフワ羊毛フェルトを、私が地球のイメージで配色しながら巻き付けたもの。二つとして同じものがない「偶然のカタチ」が出来上がるのも、「地球玉づくり」の醍醐味です)


浸したら「水は含んでるけど、したたってはこない」程度に優しくしぼり、


そのあとはひたすら15~20分くらい、両手のひらで転がして丸め、フェルト化していきます。(この時、薄手のビニール袋に入れて転がすと、表面がなめらかになりやすいと思います)


ちょっとシッポがで飛び出ちゃった子もいましたが、みんな小さな手で一生懸命コロコロし(強すぎず、弱すぎず、を加減して、優しくしっかりコロコロすると、きれいにまぁるくなります)、とっても上手にそれぞれの「せかいに一つだけの地球」が出来上がりました!ヽ(^o^)丿

毛羽立ってしまったり、シッポがピョロンと飛び出してしまったり、いびつになってしまったりしても、羊毛フェルトちゃんはとってもフレキシブルなので、ノープロブレム!

直したいと思う部分にもう一度フワフワの羊毛フェルトをちょこっと足して、またせっけん水を付けて丸めれば、たいてい修正できますし、もし崩れてきてしまったら、羊毛フェルト用の手芸針でチクチク刺すと、特殊な針の働きで他のフェルト部分と崩れた部分がほどよく一体化してくれるはずです。

さて、ここから先は、みんなが作った「地球玉」を私が持ち帰ってネクレスに仕上げてくるので、来月の出来上がりをお楽しみにね~!(^_-)-☆

……というわけで、みんなで教室に戻って、今日の振り返りと最後のごあいさつをして、本日のクラスは終了となりました。楽しかったね~!ヽ(^o^)丿♪

では、長くなりますが最後に、保護者の皆さまの安心とワクワクのタネになるといいな、という想いを込めて、今年度の私の「せかい」クラスに取り入れることにしたアイデアを、下記にまとめてお知らせします。

ご見学も大歓迎ですので、葉山エリアにお住まいでお子さんの個性をのびやかに育みたい方はぜひ、タイドプールにお問合せくださいませ。(╹◡╹)♡

私の他にも、月曜日~金曜日までの毎日、個性豊かないろんな道の専門家たちが全身全霊で子どもたちに向き合い、一人一人の個性がのびやかに育まれ社会の中でも光り輝くように、愛とアイデアを持ち寄り、子どもたちと一緒に最幸の時間をクリエイトしています。(^_-)-☆


《はらみづほの「せかい」クラス(毎月第三水曜日)で新しく取り入れていく試み》

①【当番制の「日直さん」システムを導入!ヽ(^o^)丿】
子どもたちの自主性や、リーダーシップを持って全体を見渡す力…を育むために、当番制で「日直さん」というお役目を設け、みんなのリーダーとしてクラスをまとめる役割を担ってもらいます。

具体的には、毎月クラスの始まりと終わりにやる、日本の心と文化が詰まった「日本式のごあいさつ」をリードし、みんながクラスを楽しく過ごせるよう、全体を見て、声がけもする役目。

基本的に「やりたい人」が自主的に「今月の日直さん」になるしくみですが、全員が一度は必ず「日直さん」になるように、「一人一回」を基本ルールとします。

②【毎月一国、みんなで「せかい旅行」!】
地球のダイナミズムや多様性、世界各地の生活・文化・歴史…をリアルに知るために、毎月一つの国や地域をピックアップし、私が旅した6大陸60か国の旅先での体験談を写真とお話で伝えながら、約30分間、いろんな「せかい」をみんなで旅します。

もちろんみんなからの質問も大歓迎で、私からのクイズや問いかけもあり。一つの「せかい」をいろんな角度から、見て、聴いて、感じて、味わい、自由に意見を交わし合いながら探索します。

③【一人一人の「せかい」づくり】
『世界旅行タイム』で旅した地域やお話につながる体験を、自分の心と体を動かしながら体現する時間です。書いたり、描いたり、つくったり、動いたり、時には外に出かけたり。「せかい旅行」で出合った「せかい」をいろんな形で心と体に落とし込むことで、想像力、創造力、表現力…が育まれるよう導きます。


④【最後はみんなで「感想タイム」】
共に過ごした時間を振り返って一人一人「どうだったか」を話し、自分以外の人の感想も聴くことで、話す力や聴く力が育まれ、人前で自分の考えや感じたことを話したり、いろんな視点に目と耳を向けることが自然とできるようになるといいな、と願っています。

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