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TIDEPOOL OCEAN ACADEMY 「せかい」水曜日

映画「The Forest of Miyori ミヨリの森」を通して森を感じる・後半




今日は前回(http://www.tidepool.jp/blog/lesson/6232)に続き、映画「ミヨリの森」の後半を子ども達と干渉しました。

「森にダムが建設されて村が沈められてしまうかもしれない」という問題を止める為に、映画の中の子ども達が立ち向かいました。

せかいクラスの子ども達も映画の続きをとても楽しみにしてくれていました。



前回は映画に出てくる森の妖怪たちがちょっと怖くて、おそるおそる観ていたり、観ない事を選択して過ごした子達も、今回は安心したようで一緒に後半を楽しむことができました。



ミヨリは森を守るために、家に伝わる神器の太鼓をたたき、森の精霊たちに協力を呼びかけます。そして森の精霊たちと村の仲間達みんなと心を一つにして、ダム開発から森を守ることに成功しました。



鑑賞後は皆の感想シェアリングをしました。自分の感想を言葉で表現することに皆まだ恥じらいや躊躇がある子が多いのですが、いつも躊躇なく発してくれるRくんの「(みんなの)ハートがつながったね」という感想から、少しずつ皆も一言二言感想を語ってくれました。

「一本桜の精霊がすごかった」
「ダム計画が終わって良かった」
「(怖い夢を吸い取ったり、怖い夢を見させたりする妖怪)モグリが可愛かった」
「ぬりかべみたいなのが出てきたのがすごかった」
「(そのぬりかべみたいな妖怪は)感情が変わると色が変わった」

などいろいろでした。皆とても楽しんでくれました。

森に住む様々な生き物たちの世界。目に見えるものだけではない世界へ子ども達と一歩近づけた4月の映画鑑賞会でした。



映画の後は皆でお庭に出て、昨年秋「木を育ててみよう!」(http://www.tidepool.jp/blog/lesson/5799)と、星山の森で銀杏を拾って植えてみた木の実の様子を観察してみました。すると、二人の子ども達の苗ポットから目を出していた銀杏がいくつかありました!



正直なところ、植えてみたものの、ここで育つかに私は疑問を抱いていました。なぜなら水やりは完全に自然任せ状態で、冬の間このポットの土はほぼずっと乾燥した状態だったからです。でも春になり雨が降り、ポットの土も適度に潤ったようで、ちゃんと芽が出てきてくれました。

この森の種を植えてから6ヵ月でした。自然の力は素晴らしいです!!とても感動しました。ちょうど今日観た「ミヨリの森」で、一本桜の精霊がミヨリに伝えてくれた「森から始まる水の循環が全ての命を潤してくれる」のだというワンシーンとつながる出来事でした。



来月のクラスでは星山の森にこの木の芽と共に帰り、植える場所を子ども達と一緒につくりたいと思います。全てがつながるこの自然循環のイメージを子ども達の心に焼きつけたいです。お楽しみに!

明子&フィリップ





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