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TIDEPOOL OCEAN ACADEMY 「せかい」水曜日

火星人に地球の魅力を伝えるための音を探そう



「せかいクラス」の講師、井本ゆき先生のゼミに参加している、東京大学3年の平松です。

今日は井本ゼミ所属で慶應義塾大学3年の田中くんと一緒にクラスを担当しました。

まずは、先々週に実施した「地球の魅力を伝えるためのプレゼントを探そう」の内容を振り返ったところ、ほとんどの人が覚えてくれていました。

「どうやらこのクラスのテーマは火星人らしい」という認識が子どもたちの間にも生まれつつあるようです。

そして、今回のテーマもやはり火星人。

前回は砂浜や神社でプレゼントを探しましたが、今回は火星人に地球の魅力を伝える音を探しに行くことを伝えました。

はじめは子どもたちのノリもイマイチな様子でしたが、見つけた音をメモするためのワークシートとバインダーを持っていざ出発すると俄然やる気に。


 

道中、神社、砂浜でそれぞれが身の回りで聞こえる音を探していました。

車の音、波の音、草の音、5時のチャイムの音‥。世の中にはたくさんの音があります。

中には途中で見つけたカニが発する音など、それぞれが感性の赴くままに聞こえた音を書きとめていました。

はじめは「音を3個探そう」と伝えていましたが、ほとんどの子どもたちがそれより多く、中には10個近く探してくれた子もいました。

TIDEPOOLに戻ってからは、自分が見つけた音の中で一番いいと思ったものをみんなの前で発表する時間に。

波の音、葉っぱと土がぼふぼふしていた音、砂浜でさっさっさと走る音などなど。

それぞれが思い思いの表現で自分が見つけた音を発表しました。

同じ場所にいても大学生である自分たちが気づかない音をそれぞれが見つけており、子どもたちの観察力の鋭さに驚きました。

また、同じ音を聞いていても、大学生である自分たちとは音の聞こえ方、表現の仕方が違うということも学びになりました。

草の音を「さらさら」と表現したり、ヘリコプターの音を「ゴロゴロ」と表現したり。

特に擬音語には子どもたちの感性が表れます。

大人になるにつれてステレオタイプ的な音の表現に縛られがちになりますが、もう一度初心にかえって身の回りの音にじっくりと耳を傾けたいと思った1日でした。

今後も楽しくクラスを運営していきたいと思います!

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