こんにちは!
井本由紀教授のゼミに所属しております、慶應義塾大学3年の鈴木彩恵と北薗萌子です。
今回は、感情をテーマに『日本昔ばなし』を観て、気持ちについて考えてみました。
まず、「人の気持ち」にはどんなものがあるのかを知ってもらうために、アーニャの多様な表情を見て、その時の気持ちを一緒に考えてみました。「うれしい」「かなしい」などの形容詞以外にも「ワクワク」「し~ん…」などといった擬音語を使って表現してくれました。中には、「約束やぶられたとき」「りかいできない」といったように場面を想像してくれる子も!
そして本題の『日本昔ばなし』を鑑賞しました。私たち大学生ですら馴染みがなくなってしまったお話なので、子どもたちも見たことがある子は少ないようでした。ですが、お話が始まるとみんなすごく真剣に見入ってくれました。
最初は『はなさかじいさん』。隣の悪い老夫婦に対して「ひどすぎる」とか、「本当におじいさんなの?」とつぶやいていました。「相手の気持ちを考え、優しくできるのが大人である」というイメージとこの老夫婦に、ギャップを感じたのではないでしょうか。このような意見がでるのは子どもらしい視点だなあと思いました。主人公の優しい夫婦については「こんな人が近所だといいな~」とか、「優しすぎる!」という意見を言ってくれる子もいました。
その後も3本のお話を食い入るように見てくれました。途中、少し怖いお話もあり、より興味津々で見る子もいれば、見るのをやめてしまう子もいました。同じお話を見ても、反応がそれぞれ異なっていたのが印象的でした。
残りの時間ではYouTubeで子どもたちがみたいものを見ました。子どもたちの見ているものが私たち大学生とあまり変わらないことにすごく驚きました。Mrs. GREEN APPLEの『ダンスホール』を流すとノリノリで踊り出してくれる子も!
授業全体を通して、子どもたちの予想外の行動や反応がとても印象的でした。