こんにちは(^^)/
「せかい」クラスの月いち講師、はらみづほです。
先月に引き続き、今月のクラスもまず、日直さんを決めるところからスタート。
今月はJちゃんが手をあげてくれたので、私の横に座ってもらって、
まずは始まりのごあいさつをリードしてもらいました。
月に一度のことですが、毎回少しずつ、この形がみんなの身についてきているのを感じます。
次は、先月つくった「地球玉」をネクレスにしたものをみんなに配布。
あれれ?でも、ちょいと紐の長さが短かったみたい…(@_@)
これも王女の印みたいでカワイイけど、やっぱりもうちょっと長い方がいいよねぇ…
麻ひもを使ったら「チクチクする~」という声も。
なので持ち帰って、ひもの長さと素材を変えてくることにしました。
来月こそはバッチリの地球玉ネクレスを渡せるようにがんばるから、待っててね~!
さて、先月は、私が旅した6大陸60か国の中でもことさら心に残っている“地球ビックリ名所”の第一弾として「南極大陸」の様子を紹介しましたが、今月はその第二弾として、南米大陸の二つのビックリ名所をピックアップ。
一つ目は、こんな動物もいる、ブラジルの「アマゾン」です。
みんな、この動物、知ってるかな?
「ナマケモノ~!」
ピンポーン!よく知ってるね~!
これは、アマゾンのジャングルの中を流れる、世界最大最長とも言われるアマゾン川の写真。(ナイル川の方が長いという説もあります)
ここには、ナマケモノをはじめ、色とりどりの鳥や約4600種類の記録があると言われる蝶々、タランチュラと呼ばれる巨大な毒グモや様々な虫たち、肉食の魚ピラニアなどなど、多種多様な動植物が生きていて、こーんな人々も住んでいます。
「うわーーー!」
「なにこれ~!」
「すごーーーい!」
「体が赤ーい!」
「絵を描いてるの?!」
「鳥みたーい!」
さて、この人たちは、どうしてこんな格好をしていると思う?
「オシャレだから…?」
「服がないから…?」
「絵を描くのが好きだから…?」
そうだねー 確かにオシャレだね~
絵を描くのも好きなんだろうね~
でも一番の理由はね、この人たちは周りにいるいろんな動物たちを尊敬していて、人間とは違う動物たちのパワーを身に付けたくて、好きな動物のもようを体に描いたり、動物のような恰好をしている、と言われてるんだよ。
例えば、この点々の模様は、どんな動物だと思う?
「ヒョウ?」
うん、きっとそうだね~!
ヒョウは走るのが早くて、力も強いでしょ。
だからこの人はきっと「ヒョウみたいになりたい!」って思って、ヒョウをマネしたんじゃないかなぁ…
こっちの黄色の羽を付けた人たちも、カラフルな鳥を見て、「うわ~きれいだな~!この鳥みたいになりたい!」って思ったんじゃないかね~
さて、次は世界中から見に来る人が多いブラジルのビックリ名所の一つ「ソリモンエスの奇観」という場所の写真です。(「ソロモン川」ではなく、「ソリモンエス川」でした!)
ジャングルの樹々の樹液を含む澄んだブラックコーヒー色の「ネグロ川」と、アンデス山脈の土砂を含んだカフェオレ色の「ソリモンエス川」がここで合流し、アマゾン川となって大西洋に向かって流れているのですが、それぞれの川の水の色は何キロもの距離を、自分の色を保った二色のまま、ピッタリ寄り添って同じ目的地に向かって進んでいるのです。
同じ水なのに、いったいどうして色が混じり合わないんでしょう?
それはね、それぞれの川に含まれている成分や、水温や、流れるスピードが違うからだと言われています。
それを知ったとき私は、「色や、生い立ちや、性質や、進む速さが違うもの同士も、違うからこそお互いの個性をしっかりと保ったまま寄り添って、一緒に同じ目的地に向かって進むことができるんだよ」と自然が教えてくれているように強く感じ、胸がいっぱいになりました。
これは、ネグロ川を6~7人乗りの小さなボートでクルーズした時の写真で、この写真の半分から下は、川に映ったジャングルです。
ネグロは、ポルトガル語とスペイン語で「黒」のこと。
この川にはジャングルの樹々の樹液が溶け込んでタンニンが多く含まれているので、水がブラックコーヒーのように黒く澄んでいて、そのために鏡のように景色が映り込むんです。
ジャングルが映って万華鏡のようになっている景色の中を小さなボートで進んだ時、あまりの美しさに、ボートに乗っている人は誰も一言も話しませんでした。
耳に聞こえてくるのは、ガイドさんがボートをこぐ櫂が水をかく音と、ジャングルの中でさえずる鳥たちの声と、そよ風が木々の葉をサラサラと揺らす音だけ……
夢なのか現実なのかわからなくなるほど、静かで、平和で、美しくて、音も風も風景も優しく沁み込んでくる感じで、今も思い出すと涙があふれてきそうになります。
さて、お次はこちら。ブラジルの隣のボリビア共和国の中にある、ウユニ塩湖。塩の湖です。
私は雨季に行ったので、白い塩の大地にうっすらと水が溜まってこれまた巨大な鏡のようになっていて、青い大空がそっくりそのまま映し出されていました。(ここは富士山のてっぺんくらいの標高がある土地で太陽の光がとても強く、空が青々と晴れ渡っていて、目が痛いくらいでした)
もう、どっちが空でどっちが大地かわからなくなってクラクラするくらい。
ここは空気も薄く車が塩まみれになるため普通車で来るのは危険な場所で、馬力のある四輪駆動の大型車が必要なので、ツアー会社に選ばれているのはすべて、トヨタのランドクルーザーでした。
が、それでもドライバー兼ツアーガイドさんたちは口をそろえて、「世界のトヨタ車でもアッという間にダメになってしまうくらい、ここに来ると車が塩まみれになってサビついてしまうんだ」と嘆いていました。
でもね、私はみなさんに、「行けるものなら一生に一度はぜひここに行ってほしい!」と思っています。
なぜなら、ウユニ塩湖とその周辺には、「地球ってすごい!!!!!!!!!!!」と圧倒される、地球のすばらしさや息吹を実感するいろーんな風景が取り揃っていると思ったから。
私は、ボリビアの首都ラパスからバスで7時間くらい揺られて「ウユニ」という町に着き、そこで出会った4人の旅人と、ウユニの町にある小さな旅行会社で3泊4日のオリジナルツアーを組み、一台のランドクルーザーに現地のドライバー兼ガイド氏とともに乗合せて出発しました。(ウユニ塩湖から、チリの高原地帯アルティプラーノを通って、アタカマ砂漠への起点となる町サンペドロ・デ・アタカマに到着するルートでした)
そのルートには、先に紹介した巨大鏡のような塩湖の風景だけでなく…
自分が小人になったかと思うほど巨大なサボテンがニョキニョキ生えている魚のカタチの島「イスラ・デ・ペスカド(魚の島)」に立ち寄ったり、
壁も天井も床もベッドもテーブルもイスも…何もかもが塩でできた「塩のホテル」に入ったり(私たちは泊まりませんでしたが、もちろん泊まれます)、
フラミンゴでいっぱいのピンク色の湖や、トロッとしたような白色の湖など、それぞれ違う景色を見せてくれるいくつもの湖に遭遇したり、
夜、宿の外に出てふと空を見上げたら、プラネタリウムの20倍くらい強い光で輝いている星空が頭上一面に広がっていて思わず息をのみ、星々の神秘光線を浴びて、全身がシュワ~っと宇宙に吸い込まれてしまいそうな感覚になったり(笑)、
「ダリ砂漠」と呼ばれる摩訶不思議な砂漠地帯をひたすら車で走っていった先で、ドライバー氏に「はい、ここで車を降りて10分休憩ね」と言われ車から外に出たら、立っていられないほど地面が熱く、地表のあちこちからボコッ!ボコッ!と音を立てて熱湯が噴き出していてビックリ仰天したり(日本のツアーなら絶対にしないであろうアトラクションですね。笑)、
砂漠の後に赤茶けた大岩がゴロゴロ並ぶ景色が広がっていて、そこに突然、鮮やかな真緑のコケがビッシリ生えた岩々が現れ、そのショッキンググリーンのコケの上にベージュ色の巨大な野生ウサギたちがいる、という「砂漠版・不思議な国のアリス」のような場所が出現したり、
天氣や時間帯によって湖の水の色が青から緑に変化するという不思議な巨大湖「ラグーナ・ヴェルデ(緑の湖)」に目と心を奪われボーッとなったり……
と、この一帯は私にとって、地球の神秘と息吹を次から次へと思い知らされた、南極の神秘にも勝るとも劣らないダイナミック・エリアだったのです。
子どもたちは特に塩のホテルに興味を持ったようで、
「うわー!ぜんぶ塩なの~?!」
「しょっぱいの~?」
「なめてみた~?」
と、はじけるような声が飛んできました。
「うん、なめたらすごーく塩辛かったよ~(≧o≦)
みんなだったら、何でできたホテルがあったらうれしい?」
…と尋ねると…
「プリン!」という声が。笑
いや~斬新!プリンでできたホテルのプリンのベッドで寝たら、やわらかくていい匂いだろうけど、ポニョポニョプリンプリンして、寝返り打つのは難しそうだね~笑
…と、ひとしきり世界のビックリ名所を紹介したあとで、私はみんなに、こんなお話とお願いを投げかけました。
「地球はほんとうにものすごいいろんなパワーを持っている星。そんな地球から生まれた私たち人間は地球の分身だから、一人一人が地球と同じすごいパワーを持っている。
私は地球のあちこちを旅して、つくづくそう思ったの。
でもね、今、この同じ時に、世界のあちこちで、戦争や、暴力や、殺し合いが起きていて、苦しんでいる人もたくさんいる。
だから今日は、みんなの元氣パワーを、苦しんでいたり、悲しんでいたりする人々に送るお祈りをしたいと思うんです。
最近ではお祈りの効果が科学的にも証明されていて、アメリカでは薬と同じようにお祈りを処方するお医者さんもいるくらいなんだよ。
お祈りをする人が元氣で幸せだと、そのエネルギーが力強く温かく伝わっていくから、その準備としてまず、この黄色い厚紙をハート型に切って、その中に「自分が元氣になれるもの」や「大好きなもの」をたっくさん書き出してください。
書いたらその紙をハートの上に置いてお祈りをするので、まずはハートの紙をつくってみよう!」
…というわけで、みんなの大好き!が詰まったハートのパワーシートを胸に、大好きなものへのありがとうの氣持ちや、あったかくて幸せな氣持ちの元氣玉を、元氣を必要としている世界中の人々に届けるお祈りをしました。
これは、私がトレーナーをしている、人を本領発揮に導く神経学と心理学に基づくメソッド「コネクション・プラクティス」で行う呼吸法「クイック・コヒーランス・テクニック」の応用で、祈る人の自律神経とともに、その人が想いを馳せた先をも健やかに整えていく効果が実証された、最新の科学の実践でもあります。
30年前から心臓の可能性と心の研究を科学的に進めているアメリカのハートマス研究所や、細胞生物学者のブルース・ハロルド・リプトン氏、先日亡くなった分子生物学者で筑波大学名誉教授の村上和雄氏など多くの専門家たちも、「祈り(ポジティヴな意図と意識)」やこのような瞑想呼吸が現実にもたらす効果を、様々な実験に基づく論文や書物などで解き明かしているので、興味がある方はぜひ調べてみてくださいね。
お祈りのあとは、みんなで一言ずつ今日のふりかえりとして心に残ったことを言い、最後のごあいさつをして終わりました。
ハートの紙にまだまだ書き足りなかった子たちは、終わってからも書き続けていました。
小さなことからでっかいことまで、「大好き!」「おいしい!」「うれしいな~❤」思うことをたくさんストックしておくと、心がどんどん強くなるから、おうちで家族にも教えてあげて、ジャンジャン書き足していってね~!ヽ(^o^)丿
こんにちは!(╹◡╹)♡
「せかい」クラスの月いち講師、はらみづほです。
新学期が始まり、今月からまた新しい一年がスタートしました。
2021年度も、どうぞよろしくお願いいたします!ヽ(^o^)丿
年度末だった先月はクラス終了後にこのクラスを運営する大人たちで集まり、このクラスに関する2020年度の振り返りと、それを踏まえて2021年度をどう進めていくかについて語り合うひとときを持ちました。
このクラスをみんなのお母さん的まなざしでサポートしてくださっているメイさん、メンタルコーチとしての目線で子どもたちに寄り添ってくださる順子さん、そして、直接このクラスに参加することは少ないけれど、タイドプールを運営する立場であらためて想いを伝えてくださったチカコーチや今村コーチ…
このメンバーで、クラスの内容や、子どもたちに対しての想いや感じていることを伝え合い、共感や発見とともにワクワクするアイデアもたくさん生まれたので、2021年度の私の「せかい」クラスは、そこで出てきたアイデアを新しく盛り込んで進めていくことにしました。
その詳細はこのブログの最後にまとめてお伝えするとして、まずは子どもたちの写真とともに、その新プログラムの第一回目の様子をご覧いただきましょう。
最初は今回から取り入れたアイデアの一つ「日直さん」を担ってくれた、今月4年生になったKちゃんに、このクラスで昨年度からやってきた「日本式のごあいさつ」を、私に代わってリードしてもらうことに。
今回は新しい仲間もいたので、まずはKちゃんに「やり方」を説明してもらい、みんなで実践です。
このごあいさつの一連の動作、まなざし、言葉には、日本人特有の「心を鎮めて相手と自分の距離を保ちつつ向かい合い、お互いの安全、ゆとり、尊厳…を大切にしながら、誠実に対面しようとする心意氣」が凝縮されている…
お茶のお稽古を通してこのごあいさつを学んだ私はそう思っているので、毎回クラスの最初と最後にみんなでこのごあいさつをするたびに、「この動作を通してみんなの中に、真摯な品格に満ちた日本文化の心意氣が育まれますように…」と祈るような氣持ちになります。
Kちゃんはこのごあいさつのやり方をバッチリ覚えてくれていたので、みんなへの説明もバッチリ。
昨年度もこのクラスに参加してくれていた子たちは、このごあいさつの動作と雰囲氣に少しずつ慣れてきてくれた様子で、みんなの所作も回を重ねるたびに上達しているように感じられ、「きっと外国の人が見たら『WOW!』と感激するんじゃないかしら」と思うくらいバッチリでした。笑
ごあいさつの後は、新しい仲間もいるので、あらためて自己紹介タイム。
まずはカンタンに私の自己紹介をしたあと、みんなに「名前」と「好きなもの」を言ってもらいました。
みんなの「フルネーム」や「好きなもの・こと」をあらためて聴いてみると、すでに一年間一緒に過ごしてきたにもかかわらず、「そうか、この子の苗字は〇〇だったっけ」「ほほ~ぅ、〇〇が好きなんだ~!」…と再発見があり、一人一人の新世界をあらためて垣間見た氣分になりました。
ちなみに私は、「はらっぱで水を飲んでホッとする、はら・みづ・ほ…です。私は旅が大好きで、世界6大陸60か国を6年かけて旅し、南極の海で泳いだのが一生の自慢なので、今日は後で南極の写真をみんなで見ながら、みんなと南極を旅したいと思います」と自己紹介。笑
自己紹介タイムの後は、私が旅先で撮った写真を見ながら、私が旅した6大陸のうちの一つ、「南極大陸」とその周りの海をみんなで旅しました。
・南極の海を黒い8人乗りのゴムボートでクルーズした時に見たいろんな動物たちや、
・そのゴムボートで降り立った最初の南極大陸の場所には、ペンギンの国かと思うほどウジャウジャとペンギンがいたこと、
・そのペンギンたちは実に個性豊かで、おなかを凍った大地につけてうつぶせで寝ているペンギン集団がいたり、一人で風に向かって立ち、目を閉じて風を味わっている氣高いペンギンがいたり、じゃれ合って水たまりに落っことし合っているペンギンがいたり、自由にのびのび生きていたこと、
・南極大陸に到着するまでの間に「ドレーク海峡」と呼ばれる海が荒れ狂っているポイントがあり、そこにさしかかると震度8くらいの地震のように揺れ、立っていられずにみんなしゃがみこんで、その海峡にさしかかる前にメイドさんたちが船内のそこらじゅうに置いたエチケット袋をひっつかんでゲーゲー吐きながらも、「アーユーOK?」と知らない人同士で背中をさすり合う“予期せぬ国際交流シーン”があちこちで展開されていたこと、
・私はその後船酔いが治らずベッドに倒れこんでいたのだけれど、「南極の海で泳ぎたい人は水着に着替えてロビーに集まってください」という船内放送を聞いてフラフラと起き上がり、水着に着替えてロビーに行って、実際に泳いだこと、
・背中に綱がついた赤いライフジャケットを着て、心臓マヒを起こさないように恐る恐る海に入り、無我夢中で往復20メートルくらい泳いだ後は、船酔いが吹っ飛んで、魔法のように元氣モリモリになったこと、
・「南極の海は何万年も昔の空氣と水が凍った氷が溶けた水だから、元氣になったのかもしれない」と思ったこと、
・泳いだ後、それまでは英語がわからないせいか話しかけても答えてくれなかったロシア人のメイドさんたちが駆け寄ってきて、「ユー、ビューティフル!」と言いながら握手を求めてきたので、女だてらに泳いだ勇氣を讃えられた氣がしたこと(笑)、
・写真には写っていなくて残念だけれど、いろんな形の氷山たちが、光の当たり具合と固まり具合によって、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーン…と、巨大な宝石みたいに色とりどりに輝いていたので、息をのむほどビックリして、ウットリしたこと、
氷山は溶け続けていて、氷山のでっかいカケラが海に落ちる時に聞いた「ズッドーーーーーン!」という音は、全身の細胞がふるえるような響きで、今もその振動がおなかの底に残っている氣がするくらい、忘れられない響きだったこと……
写真や私の話から、南極の空氣や音、水の冷たさや風が伝わったのでしょうか…
子どもたちの真剣なまなざしや声からとても集中して聴いてくれているのが伝わってきて、みんなの心と南極が、一つになった氣がしました。
さーて、南極探検の次は手や体を動かして、今見た南極を含む、いろんな風景やいのちをのせて今日も回っている地球を、みんなでつくる時間です。
今回つくる地球の材料は、羊毛フェルト。
海や陸地の色のグラデーションができるだけきれいに再現できるように考え、各地の羊毛や自然素材の布を集めて加工販売している羊毛の専門店、山梨の「アナンダ」さんから、地球玉づくりにピッタリのカラフルな羊毛フェルト素材を取り寄せました。
私はあるイベントで「地球玉づくりワークショップ」に出合い、その時自分で作った地球玉ネクレスをとても氣に入っていて胸にかけていることが多いので、タイドプールの子ども達も見たことがあったかもしれません。
今日みんなでこれを作ることにしたのは、年度末のミーティングでスタッフのメイさんが、「いつもみづほ先生がしている地球のネクレスをみんなで作るのも楽しそう」と言ってくださったのがきっかけ。
このネクレスは、今後このクラスのメンバーである証になりそうです。笑
この写真でFちゃんが手にしている「地球色を配色したフワフワの羊毛フェルト」を、まずはそっとせっけん水に浸します。
(この「地球玉の素」は、うちにあったフェルト玉の周りにアナンダさんから取り寄せたいろんな色のフワフワ羊毛フェルトを、私が地球のイメージで配色しながら巻き付けたもの。二つとして同じものがない「偶然のカタチ」が出来上がるのも、「地球玉づくり」の醍醐味です)
浸したら「水は含んでるけど、したたってはこない」程度に優しくしぼり、
そのあとはひたすら15~20分くらい、両手のひらで転がして丸め、フェルト化していきます。(この時、薄手のビニール袋に入れて転がすと、表面がなめらかになりやすいと思います)
ちょっとシッポがで飛び出ちゃった子もいましたが、みんな小さな手で一生懸命コロコロし(強すぎず、弱すぎず、を加減して、優しくしっかりコロコロすると、きれいにまぁるくなります)、とっても上手にそれぞれの「せかいに一つだけの地球」が出来上がりました!ヽ(^o^)丿
毛羽立ってしまったり、シッポがピョロンと飛び出してしまったり、いびつになってしまったりしても、羊毛フェルトちゃんはとってもフレキシブルなので、ノープロブレム!
直したいと思う部分にもう一度フワフワの羊毛フェルトをちょこっと足して、またせっけん水を付けて丸めれば、たいてい修正できますし、もし崩れてきてしまったら、羊毛フェルト用の手芸針でチクチク刺すと、特殊な針の働きで他のフェルト部分と崩れた部分がほどよく一体化してくれるはずです。
さて、ここから先は、みんなが作った「地球玉」を私が持ち帰ってネクレスに仕上げてくるので、来月の出来上がりをお楽しみにね~!(^_-)-☆
……というわけで、みんなで教室に戻って、今日の振り返りと最後のごあいさつをして、本日のクラスは終了となりました。楽しかったね~!ヽ(^o^)丿♪
では、長くなりますが最後に、保護者の皆さまの安心とワクワクのタネになるといいな、という想いを込めて、今年度の私の「せかい」クラスに取り入れることにしたアイデアを、下記にまとめてお知らせします。
ご見学も大歓迎ですので、葉山エリアにお住まいでお子さんの個性をのびやかに育みたい方はぜひ、タイドプールにお問合せくださいませ。(╹◡╹)♡
私の他にも、月曜日~金曜日までの毎日、個性豊かないろんな道の専門家たちが全身全霊で子どもたちに向き合い、一人一人の個性がのびやかに育まれ社会の中でも光り輝くように、愛とアイデアを持ち寄り、子どもたちと一緒に最幸の時間をクリエイトしています。(^_-)-☆
《はらみづほの「せかい」クラス(毎月第三水曜日)で新しく取り入れていく試み》
①【当番制の「日直さん」システムを導入!ヽ(^o^)丿】
子どもたちの自主性や、リーダーシップを持って全体を見渡す力…を育むために、当番制で「日直さん」というお役目を設け、みんなのリーダーとしてクラスをまとめる役割を担ってもらいます。
具体的には、毎月クラスの始まりと終わりにやる、日本の心と文化が詰まった「日本式のごあいさつ」をリードし、みんながクラスを楽しく過ごせるよう、全体を見て、声がけもする役目。
基本的に「やりたい人」が自主的に「今月の日直さん」になるしくみですが、全員が一度は必ず「日直さん」になるように、「一人一回」を基本ルールとします。
②【毎月一国、みんなで「せかい旅行」!】
地球のダイナミズムや多様性、世界各地の生活・文化・歴史…をリアルに知るために、毎月一つの国や地域をピックアップし、私が旅した6大陸60か国の旅先での体験談を写真とお話で伝えながら、約30分間、いろんな「せかい」をみんなで旅します。
もちろんみんなからの質問も大歓迎で、私からのクイズや問いかけもあり。一つの「せかい」をいろんな角度から、見て、聴いて、感じて、味わい、自由に意見を交わし合いながら探索します。
③【一人一人の「せかい」づくり】
『世界旅行タイム』で旅した地域やお話につながる体験を、自分の心と体を動かしながら体現する時間です。書いたり、描いたり、つくったり、動いたり、時には外に出かけたり。「せかい旅行」で出合った「せかい」をいろんな形で心と体に落とし込むことで、想像力、創造力、表現力…が育まれるよう導きます。
④【最後はみんなで「感想タイム」】
共に過ごした時間を振り返って一人一人「どうだったか」を話し、自分以外の人の感想も聴くことで、話す力や聴く力が育まれ、人前で自分の考えや感じたことを話したり、いろんな視点に目と耳を向けることが自然とできるようになるといいな、と願っています。
Children have the eyes full of imagination and dreams. Watching the film, The Forest of Miyori, with children is a real pleasure for me. The film is full of poetry and it touches the minds of the forest which has its own personality and the roles to play with Miyori. This film is also a magnificent moral on life in nature and in the city. Protecting the forest and taking care of nature becomes truly an essential thing in the times we live. The small world that is in the forest lives and asks to be listened to. It is our role as humans to listen better to nature and return to the essentials of life. We are happy to share this film with the children. (Philippe)
日本語訳:
「子どもたちは想像力と夢に満ちた目を持っています。映画「ミヨリの森」を子供たちと一緒に見ることは、私にとって本当に嬉しいことです。この映画は詩のような世界に満ちており、独自の人格と役割を持っている森の心に触れています。この映画はまた、自然と都市での暮らしについての素晴らしい道徳です。森を守り、自然を大切にすることは、私たちが生きる時代において本当に欠かせないことです。森の中には小さな世界が生きており、耳を傾けてほしいと願っています。自然に耳を傾け、生命の本質に立ち返ることは、人間としての私たちの役割です。この映画を子供たちと共有できることをうれしく思います。」