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TIDEPOOL OCEAN ACADEMY 「せかい」水曜日

タイドプールのせかいを伝える、「せかい祭り」への道

こんにちは!「せかい」クラスの月いち講師、はらみづほです。

私の「せかい」クラスでは昨年の11月以来ひとつのプロジェクトが進行中で、今回もその開催に向けて必要なことをみんなで決めるための話し合いを行いました。

そのプロジェクトとは、「タイドプールのせかいクラス」でやって楽しかったプログラムの一部を、「タイドプールのせかいクラス」に参加したことのない人々に伝えるイベント。

開催日は春分の日(3月21日・月曜祝日)で、ポイントは、このイベント自体を「せかい」クラスのこどもたちみんなで協力して企画・運営することです。


先月は、私がまさかの激烈な歯痛のためお休みをいただいてしまったので、スタッフのメイさん&順子さんのサポートのもと、子どもたち自身に話し合いを進行してもらうことになりました。

「お客さんを楽しませるだけでなく、自分たちも楽しめることが大切」という考えに基づき、最初は5つほど挙がっていたプログラム案から3つのプログラムを行うことに決まり、それにともない会場も「タイドプール」と「葉山公園」の二カ所に決定。

各プログラムの担当者や実行に必要なものの洗い出しも、みんながとても自主的に決めたり書き出したりしていたとメイさん・順子さんからお聴きして、子どもたちの自主性、判断力、推進力…に驚き、感心&感動しました。

子どもたちはちゃーんと自分たちで考えたり決めたりすることができ、オトナが手出し口出しをしない方が、独自の「せかい」をぐんぐんクリエイトしていけるのですね!

生徒一人当たりのお客さんのご招待人数は12月に子どもたち自身で決定していたので、今月はまず、まだ決まっていなかった肝心かなめの「お祭りの名前」をみんなで決めることにしました。

3年生のKちゃんがいつものように、みんなから出てくる案を読みやすい字でホワイトボードに書き出してくれます。



「え? お祭りやるの? いつ? どんなお祭り? 何やるの?」

他のクラスからの振替でこのクラスに初参加してくれたYくんとKくんがスペシャルゲストとして絶妙な質問をみんなに投げかけてくれたので、その質問に答えることで、みんなも自然に一つ一つの内容を確認していくことに。



「お祭りの名前はねー 『春のわくわく祭り』がいいんじゃない?」

お祭りの内容と意味が分かってきたYくん・Kくんの口から元氣よく飛び出したネーミング案に触発されて、みんなからも「春のタイドプール祭り!」とか、「わくわくタイドプールまつり!」…という声が。

結局、手をあげた人数がいちばん多かった『春分♡タイドプールのせかいまつり』に決定しました。

名前はモノゴトを人に伝えたり覚えてもらう際に欠かせない「顔」のようなもので、とっても大切。ポスターや招待状を書く際にも欠かせません。「パッと見て内容がわかること」や「シンプルで親しみやすい雰囲氣」も、ネーミングの大事な基本です。


う~ん、ハートマークがラブリーでいい感じ!春分の日にやるってことや、「タイドプール」や「せかい」も入ってて、わかりやすいね~!ヽ(^o^)丿

このお祭りの内容(プログラム)は…


(「おにごっこ」を「せかい」まつりでやるのは、なぜでしょう?笑)


(「チャパティ」って、どこの世界のどんなモノだかご存知ですか?)


(一期一会の「ARTワールド」で爆笑しましょう!)


さて、ホワイトボードにすべてのプログラムが書き出されると、ここでまたまたゲストの二人から素朴な質問が飛び出しました。

◆ゲストのYくん:「せかいクラスのお祭りで『おにごっこ』をやるってことは、世界のおにごっこをやるの?」

◆おにごっこ係のKくん:「おにごっこは、『かわりおに』をやるんだよ」

◆ゲストのYくん:「え?なんで? せかいのクラスなんだから、外国のおにごっこにはどんなのがあるか調べて、それをやったほうがいいじゃん! なんで『かわりおに』なの?」

◆おにごっこ係のKくん:「お祭りの日は、ふだんおにごっことかしてないオトナたちも来るし、初めて会ういろんな人がたくさん来るでしょ。だから、難しいとわかりにくくてみんながバラバラになっちゃうでしょ。だから、わかりやすくてみんなですぐに遊べる『かわりおに』にしたんだよ!」


なるほど~!そうだったんだね~!考えてるなぁ~!

確かに「おにごっこ」は一見「せかい」とはなんの関係もないように思えるかもしれませんが、実は実際にこのクラスでみんなで葉山公園にやりにいったことがあり、大いに盛り上がったプログラムの一つでした。

その時、私もメイさんも順子さんも参加し、大人たちは軒並みヘロヘロに疲れ果てましたが(笑)、それはそれはまぶしく懐かしい「こどものせかい」にトリップしたひとときでもあったのです。

細胞が大人の何十倍も若くてイキがよく、動き回っている状態こそが自然体の子どもたちにとって、走り回ることや、大声で叫ぶことや、取っ組み合って触れ合うことを制限されながら暮らさねばならないコロナ禍は、どんなにか不自然で不自由なことだろう…  私はそう思って、たびたび胸が苦しくなっていました。

だから彼らが「おにごっこがしたい!!!」とモーレツに言い募ったあの日、何だかその意味が痛いほどわかる氣がして、子どもたちのエネルギーに心身をゆだねてみることにしたのです。

そして、彼らと一緒に何十年かぶりに我を忘れて夢中で走り、大声で叫んで笑ってヘロヘロになって「鬼ごっこワールド」を満喫した結果、私自身が途方もない爽快感を感じ、ビックリするほど身も心もスカッと晴れ渡るのを実感しました。

なので、子どもたちが『春分♡タイドプールのせかいまつり』で満場一致で「おにごっこをやりたい!」と言った時、私は「よっしゃ!!!」と思いました。笑

当日、大人の皆さんにはことさら、懐かしの「こどもワールド」に全身全霊でダイブしていただきたいと思っています。笑


さて、クラスの最後は次回の「招待状づくり」に向けて、ご招待する人々をリストアップ。

子どもたちが「密にならないように」と氣遣いながら決めた招待可能人数は、一人につき最大5名さま。掛け算で総数も算出し、生徒9名×5名ずつ=総数45名となりましたが、みんながそれぞれ書き出してくれた「ご招待したいお客さまリスト」を見ると、お招き予定の方が全員参加してくださったとしても、実際はそれより少なくなりそう。

みんな来てくれるかなぁ…
来てくれるといいなぁ…



「わたし、受付係やりたい!」
「わたしも!」
「わたしも!!」
「あのね、受付に来る人たちの名札を用意しといたらいいんじゃない?」
「うん、名札もつくっておこう!」

受付係は女子に大人氣。笑
みんなワクワク、張り切っています。



…というわけで、来月は本番前の「招待状づくり」と「最終確認」だね!
来月までに、みんな忘れずに、「ご招待する人達の出欠確認」をよろしくね~(^_-)-☆



今日も、日本式のごあいさつで終了!
ありがとうございました~ヽ(^o^)丿


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