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TIDEPOOL OCEAN ACADEMY 「せかい」水曜日

生きることって"楽"なのかな?いろいろな「せかい」の民族と出会う

こんにちは、
1月26日の授業は、慶應大学3年の田中と東京大学3年の平松がクラスを担当しました。
感染症の拡大により、オンラインで授業を実施することになりました。



今回のテーマは、せかいの民族を知って、民族の調査計画を立ててみよう!というもの。
実際に田中くんが訪れたことのあるマレーシアの狩猟採集民プナンという民族について知り、考えてもらうことが今日の授業の目標でした。




まずは、アイスブレイクとして、世界地図をみながら国を探す活動を実施。
お題として探してもらった国は、イスラエル、タンザニア、マレーシアの3つです。
イスラエルは小さい国で探すのには苦戦していた様子でしたが、タンザニアとマレーシアは一瞬で見つける子どもたち。



そして、今回注目するのは、マレーシア。
マレーシアの人口や面積、食べ物について、クイズ形式で学んだあと、実際に田中くんが訪れたことのあるマレーシアの狩猟最終民プナンについて写真や動画を使って紹介しました。



珍しい食べ物や踊りなど日本では見慣れないものが多く、びっくりしている人も多かったように思います。
その後、プナンを題材とした漫画である『マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか』を田中くんが読み聞かせしました。


日本人と違ってモノをもらってもありがとうと言わず、モノを壊してもごめんなさいも言わないなど日頃の常識から大きくかけ離れた世界に子供たちはやや困惑気味。

「つまり、プナンにはありがとうという言葉もごめんなさいという言葉もないんだ」と田中くんが説明すると、子供たちから「じゃあ、おはよう」ってあるのなど質問が飛びます。

最後に、そんな常識とは異なるプナンの土地に訪れたら、どのようなことをしたいか、考えてもらいました。具体的には、①何を持っていく?②何して一緒に遊ぶ?③何を聞いてみたい?の3点です。


 




これで今回の授業レポートは以上になります。


既存の学校教育では、いかに社会が複雑で、生きることが難しいものかを教えられる傾向が強いと思いますが、TIDEPOOLでは逆に、こんな「せかい」もあるんだ、と別の「せかい」のあり方を知ることによって、生きることが楽になったらいいな、と思って授業をしています。


プナンという遠く離れた民族について、リアルに考えることによって、少しでも「これもアリなんだ」「今のせかいだけが全てではないんだ」と感じてくれるといいな、と思っています。

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